前書き
Appleのサプライチェーンに詳しいDigiTimes誌によると、iPhone 16 ProおよびiPhone 16 Pro MaxはWi-Fi 7に対応する予定です。この新しい規格により、デバイスは2.4 GHz、5 GHz、6 GHzの帯域でデータを同時に送受信できるようになります。これにより、Wi-Fiの通信速度が大幅に向上し、遅延が少なく、より信頼性の高い接続が実現されると期待されています。
Wi-Fi 7は理論的には通信速度が40 Gbpsを超えるとされ、これはWi-Fi 4eの6倍の速さです。Appleは今年、Wi-Fi 7対応の製品をリリースする予定で、iPhone 15 Proは現時点でWi-Fi 6Eに対応しています。それ以前のiPhone 11からiPhone 14モデルは、標準のWi-Fi 6をサポートしています。
目次
Wi-Fi 6に対応しているのは?
iPhoneを使うのに、Wi-Fiがおすすめな理由
そもそもWi-Fiとは
LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)とは
Wi-Fi 7とは何か
Wi-Fi 7とWi-Fi 6/6Eの違いとは
iPhone16 ProがWi-Fi 7に対応する可能性
まとめ
Wi-Fi 6に対応しているのは?
結論から申し上げると、Wi-Fi 6に対応しているiPhoneシリーズは、iPhone SE(第2世代)とiPhone 11以降のモデルです。具体的には、iPhone 15シリーズ、iPhone 14シリーズ、iPhone 13シリーズ、iPhone 12シリーズ、iPhone 11シリーズ、iPhone SE(第3世代)、およびiPhone SE(第2世代)が含まれます。
iPhoneを使うのに、Wi-Fiがおすすめな理由
Wi-Fiの最大のメリットは、iPhoneのモバイルデータ通信量を節約できる点です。
バックアップやOSの更新、動画視聴、ネットワーク対応ゲームなどを利用すると、モバイルデータ通信料が高額になりやすいですが、Wi-Fi接続を使用すれば、通信量を節約できるため、通信料が心配な方には非常におすすめです。
さらに、Wi-Fiのもう一つの利点は、電波が届く範囲内であれば、スマホ以外の複数のデバイスと同時に接続できる点です。例えば、iPadでiCloudを共有したり、Apple Watchのデータ通信を行ったりする操作がスムーズに行えます。
ただし、iPhoneのOSアップデートは通常Wi-Fi経由で行うため、もし自宅にWi-Fi環境がない場合は、パソコンに接続してiTunes経由でアップデートするか、フリーWi-Fiスポットを利用するなどの方法を検討する必要があります。
そもそもWi-Fiとは
Wi-Fiとは何か、改めて説明しますと、Wi-Fiは無線LAN規格の一つです。
具体的には、Wi-Fiは赤外線やBluetoothなどの他の無線通信規格とは異なり、ルーターから発信される無線信号をスマホやパソコンなどのデバイスが受け取り、インターネットに接続する仕組みです。無線通信を利用するため、LANケーブルを使わずにデータの送受信が可能となります。簡単に言えば、Wi-Fiはケーブルなしでインターネットにアクセスできる便利な技術です。
LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)とは
無線LANの「LAN」とは、「ローカル・エリア・ネットワーク」の略です。直訳すると「局部的な範囲の情報網」となり、自宅や会社など限られた範囲での通信網を指します。
LANには、接続方法によって「有線LAN」と「無線LAN」の2種類があります。Wi-Fiは無線で通信を行うため、「無線LAN」に分類されます。
無線LANにはさまざまな規格があり、赤外線やBluetoothもその一部です。一般的には無線LANをまとめて「Wi-Fi」と呼ぶことが多いですが、厳密には規格ごとに区別するのが正しいです。
Wi-Fi 7とは何か
Wi-Fi 7はWi-Fi 6およびWi-Fi 6Eの次世代無線通信規格で、最大通信速度が46Gbpsに達し、Wi-Fi 6よりも4.8倍の速度向上を実現しています。
Wi-Fi 7とWi-Fi 6/6Eとの違い
Wi-Fi 7の周波数帯域はWi-Fi 6Eと同様に、2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯を利用しますが、通信に使用する帯域幅が異なります。Wi-Fi 6/6Eでは最大160MHz(8チャンネル分)ですが、Wi-Fi 7ではこれが320MHz(16チャンネル分)に拡張されました。
帯域幅の拡張により、通信速度が向上するだけでなく、接続の遅延が減少し、通信の安定性も改善されます。
iPhone16シリーズがWi-Fi 7に対応する可能性
アップルが開発中のiPhone 16シリーズは、Wi-Fi 7に対応する可能性が高いとされています。この情報は、アップル関連の著名アナリスト、ミンチー・クオ氏が6月19日にTwitterで伝えたものです。
クオ氏によれば、iPhone 16シリーズがWi-Fi 7にアップグレードされる理由は、同じローカルネットワーク内でのアップル製ハードウェア間の連携を向上させるためだとされています。
Wi-Fi 7は理論上、最大46Gbpsの通信速度を誇り、Wi-Fi 6の2倍にあたる320MHzの帯域幅を利用できます。このため、通信速度が向上し、遅延も少なくなるとされています。
まとめ
この記事では、iPhone 16 ProおよびiPhone 16 Pro MaxがWi-Fi 7に対応する予定との情報を受け、Wi-Fi 7とWi-Fi 6/6Eとの違いについて解説しました。今年のアップルの発表会で具体的な情報が得られることでしょう。その後、タイムリーに更新する予定ですのでお楽しみに。
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